日本一周に持っていったアイテム大公開⑥ 積載編
大公開シリーズPart6。
ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。シリーズ最後は荷物の積載編です。
この記事では僕が日本一周に使用したシートバッグとサイドバッグをご紹介します。
タナックス キャンピングシートバッグ2
言わずとしれたド定番シートバッグ。
このバッグはYou Tubeやブログで解説され尽くしているので、改めてイチから説明する必要はないでしょう。
実際に日本一周で使用した感想を述べていきたいと思います。
メリット
59リットルの大容量!
なんと言ってもメイン荷室の大きさが一番のウリ。
今までにご紹介したキャンプ道具、バイクウェア以外の衣類、生活用品等を入れてもまだ少しだけ余裕があります。
他にも左右の大きなサイドポケットや折りたたみマットを固定できるループもあり、数字以上の積載能力があります。
ただ、やはりこれだけでは日本一周の荷物を積載するには全然足りません。自分はサイドバッグも合わせて使いましたが、それでも荷物の収納には苦労していた覚えがあります。
メイン荷室横のジッパーを開くことで容量の拡張もできますが、かなり横長になってしまうので、あくまでも緊急用と割り切ったほうがいいと思います。
荷物のパッキングですが、自分は底の方に重いキャンプ道具を入れ、その上に衣類と宿泊先で使う物をそれぞれオーガナイザーでまとめていました。
こうすれば快活などに泊まるときもぱっと必要な物を持ち出せてすごく楽です。
小物が整理しやすい!
色々なところにネットやポケットがあり、小物の整理が抜群にしやすいです。
自分はメイン荷室内のポケットにレジャーシートやペグなどのキャンプ場ですぐ使うものを、外側のポケットには入浴セットや食料などの取り出す機会の多い物を入れていました。
日本一周は持ち物が多くなるため、小物の整理がしやすいことは道具を探す手間が省けたり、紛失のリスクを減らすことにつながります。
意外と雨につよい!
このバッグ、所々にターポリン素材が使われているためか意外と雨にも強いです。
小雨程度なら1時間ほど走っても荷室が濡れることなく頼りになります。
もちろん防水ではないので不意の雨には備えなければなりません。
濡れて困るものはジップロックに、キャンプ道具はまとめて大きなゴミ袋に入れておけば十分ですが、見た目が気になる方はドライバッグに入れてもいいかもしれませんね。
付属のバッグカバーは走行風で簡単に吹っ飛んでしまうので使い物になりませんが、雨ざらしの中で駐車するときは便利です。
カバーは大きめなため、折りたたみマットを外付けした状態でもぎりぎりバッグを覆うことができました。
気休め程度かもしれませんが、荷物を隠せるため防犯にも。
山道の走行でもズレにくい!
しっかりとアジャスターにテンションをかければ山道でもバッグがずれることなく快適に走ることができます。
コツは体重をかけてアジャスターのヒモをしっかりと真下に引っ張ること。
強くテンションがかかっているとバッグを揺すっても全く動きません。
そして、荷室内の荷締ベルトもしっかりとかけておきましょう。
こうすることでバッグがたわんで背中に当たることを防ぐことができます。
旅が始まって間もない頃はバッグがずれるのが悩みのタネでしたが、しっかりベルトにテンションをかけられるようになってからはバッグが背中に当たって困ることはあまり無くなりました。
デメリット
お次はデメリット。
優秀だけど、毎日使っていると不満に思うところももちろんあります。
固定がめんどくさい
やっぱりバッグの固定はめんどくさいです。
前後に4本固定ベルトをかけて、前ズレ防止の紐をかけて、最後にしっかりテンションを掛けて‥‥というのは正直メンドウ。
脱着が楽なリアボックスやサイドボックスに憧れます。箱はキャリアに固定されていて絶対ずれませんしね。
雨対策が必要
小雨程度は大丈夫とはいえ、やっぱり防水じゃないのは気を使います。
いちいちモバイルバッテリーなんかはジップロックに入れたり、キャンプ道具も濡れて傷まないようにゴミ袋に入れたり‥‥なんて手間が面倒です。
雨の時、財布なんかも雑にカバンに入れたままにしておくとお札がびっしょりになって困ります。
箱ならそういった手間から開放されますからね。
いかに手間を減らす工夫をするかが長旅には大事な気がします。
防犯面が心配
パニアケースのように鍵がないので、夜間シートバッグを付けっぱなしでバイクから離れるときはやっぱり心配です。
ファスナーに南京錠を付けるという手もありますが、このバッグはメイン荷室にアクセスできるファスナーが正面・左右と3箇所ありますから、3つ鍵を用意しなければいけません。
あとはバッグ自体がバックルで固定されているだけなので、持っていこうと思ったら簡単に外せてしまうのも問題ですよね。
自分は都市部に滞在するときは、バッグの側面にあるDリングにナンバーキー付きのカラビナを引っ掛け、そこから車体にワイヤーを通してバッグを簡単に持っていけないようにしていました。
都市部では安心して駐車できる宿泊場所を見つけることも重要かもしれませんね。
総評
このバッグは日本一周において必ずしもベストな選択肢という訳ではありませんでしたが、やっぱり優秀でした。
偉そうに点数をつけるとしたら75点という感じ。
実用性ではやっぱり箱には勝てません。
日本一周ライダーの方々がみんなホムセン箱積んでいる理由がわかります。鍵付ければ防犯面も安心だし、雨でも気にせずぽいぽい物入れられますからね。
あと、ご当地ステッカーをペタペタ貼れるのも羨ましい。
ただ、メリットでは述べませんでしたが、やっぱり箱にはないシートバッグの旅感というか、雰囲気がいいんですよね。自分はこの見た目が好きでこのバッグを選びました。
結局のところ、実用性とロマン、どちらを優先するのかですよね。
北海道ではギターを積んで走っていたオフ車の方もいらっしゃいましたし、何でもかんでも実用的ならいい、というのもつまらないかもしれませんね。
そもそもバイク自体が快適とか効率からかけ離れたロマン溢れる乗り物ですしねw
実用面だけを追求するならば、リアボックスとサイドボックスに濡らしたくない物やよく使う日用品を入れて、キャンプ道具一式を防水シートバッグに入れるというのが最強なのかも。
タナックス サイドバッグGT
お次はサイドバッグ。
こちらもタナックスのものをチョイス。
メリット
このサイドバッグは片側11.5リットルずつの使いやすいサイズで、お値段もお手頃。
防水性はありませんが、その分ファスナーから簡単に荷室にアクセスできます。
自分はカッパや傘などの濡れてもいいものや、工具類などの使用頻度の少ないものを入れるのに使っていました。
そして意外と嬉しい点が、キャンピングシートバッグ2と同じ固定ベルトということ。
キャンピングシートバッグは固定ベルトのバックルが破損しやすいというレビューをちょくちょく見かけるので、もし壊れてもサイドバッグのベルトを予備としてそのまま使えるのは地味に嬉しいところでした。
結局、破損することはありませんでしたが。
キャンピングシートバッグ2とデザイン的にマッチするのも気に入っているところ。
ウインカーを避ける形状になっているので、特に工夫せずともウインカーに干渉しないのも楽でいいです。
デメリット
デメリットはとにかく取り付けがやりにくいこと。
初めて取り付けたときは30分位かかりましたw それくらいややこしい作り。
キャンツーの度にこれ取り付けるしかないのか‥‥と考えると気が重くなりますw
現在はもっと取り付けが楽なモデルが多く出ているようなのでそちらをオススメします。
まとめ
以上が簡単なバッグのご紹介でした。
いままでご紹介した荷物を全て載せてシートバッグが9割、サイドバッグが8割ほど埋まるという感じです。
正直、あと20リットル分くらいスペースの余裕が欲しかったですね。
いつもスペースに余裕がなかったので、バッグに気軽に物を放り込むことができず大変だった覚えがあります。
上着をいちいち畳むしかなかったり、コンビニでお弁当買う度にどこに入れるか悩む‥‥なんて考えただけで面倒ですよね。
荷物が多く容易ではありませんが、やはりある程度、積載スペースに余裕をもたせた方がストレスフリーに旅ができるかと思います。
長くなったアイテム大公開シリーズもこの記事で最後となります。ずいぶん時間がかかってしまいましたが、思いつく限りの道具は全てご紹介できたかと思います。
書きたい事を一通り書くことができたため、この記事をもって、本ブログの更新を終了したいと思います。
旅の間、ブログを更新し続けることができたのも、アクセスしてくださった皆様のおかげです。自分の旅を見てくれている人がいる‥‥それがどれだけ力になったことか。本当に感謝申し上げます。
このブログが日本一周を計画されている方の参考になれば幸いです。
事故やトラブルなく、出会いに満ちあふれた素晴らしい旅となる事を心から願っています。
では、またいつか、どこかの道でお会いしましょう!(^ω^)ノシ