日本一周中の宿泊場所
本日の走行ルートは…。
ではなく、今回はバイクでの日本一周中に利用した宿泊場所のご紹介です。
日本一周する上で持っていく道具や観光スポットなど、考えることは数多くありますが、僕が一番心配だったのが宿泊場所でした。
もし、この記事にたどり着いた方がいたら同じ心配をしているのだと思います。
コロナ禍のため、道の駅などで野宿はしませんでしたが、一通りの場所で宿泊したのでご紹介していきます。
キャンプ
キャンプのメリット
日本一周といえばやっぱりキャンプ、と思う方は多いと思います。
バイクに大荷物を積載して走り、夜は愛車を眺めながらキャンプする…。まさに旅らしい風情とロマンがありますよね。
山の中では星がきれいだったり、野外での食事を楽しむなど、アウトドアならではの楽しみを味わうことができます。
無料のキャンプ場や、有料でも数百円程度で利用できるところもあり、宿泊費を大幅に抑えられるのも大きなメリットです。
キャンプのデメリット
テントを張って簡単に食事を済ませて寝るだけとしても、一日中バイクに乗って疲れた後で設営するのはなかなか大変です。
次の日の朝には撤収作業も待っています。
自分はなるべく荷物をコンパクトにして行きましたが、それでも設営撤収は面倒でした。
キャンプ場により設備にばらつきがあるのも留意しなければなりません。
スマホが圏外でネットに繋がらない・炊事場やトイレが汚くて使いにくい・近くにコンビニやスーパーが全然ないなど、場所により本当に様々です。
しっかりチェックしていかないと後悔することになるかもしれません。
キャンプ場のチェックイン時間は意外と締め切りが早く、チェックインの時間に追われるのも面倒なところです。
また、無料のキャンプ場でも宿泊予約が必要なところも多いため気を付ける必要があります。
コロナ禍でキャンプ場が利用中止になっているところも多いため、電話確認は必ずした方が間違いがないと思います。
宿泊費を抑えられるのがキャンプのメリットですが、高規格キャンプ場では一区画で5千円以上かかるようなところもあります。
有料キャンプ場はお金がかかる分、マナーの悪い利用者に遭遇しにくかったり、設備が整っていたりとメリットも多いのですが、何千円も利用料がかかるのだったら、ベッドがあるところでしっかり休めたほうがいいですよね。
屋外での宿泊は思った以上に疲れも残りやすいので、ビジネスホテルやネカフェ泊を併用するのがおすすめです。
僕の場合はキャンプで数泊したら快活やビジホで1泊、というルーティンが多かったです。
日本一周だからといってキャンプにこだわらず、旅の間の健康維持のために宿泊費にお金をかける、という考えは大事かと思います。
ビジネスホテル
ビジホのメリット
プライベートが保たれた部屋で、ふかふかのベッドでしっかり休むことができるのはホテルの一番のメリットです。
バイクで毎日長距離を移動するのは相当疲れが溜まります。
宿泊費を抑えるためにキャンプや野宿を続けた結果、疲労が溜まってイライラしたり、体調を崩してしまった……なんてことになるくらいなら、ビジホを積極的に利用するのは大いにありだと思います。
ビジホは立地に優れているところも利点です。
自分は都市部を観光する際、市電のターミナルから近いホテルを好んでよく利用していました。市電はどこで降りても定額で観光地を回るのにピッタリ。
観光地だとバイクは駐輪場所に困ることが多いので、ホテルにバイクを置いたら歩いて観光するのが自分は一番気楽でした。
ビジホのデメリット
やはり宿泊費が高くなりやすいのがデメリットですが、平日であれば3千円代で泊まれるところも多くあります。
また、都市部のど真ん中にあるホテルは駐輪場がないところも多く、あっても有料であったり、駐輪スペースに限りがあり早い者勝ちなんてところもあります。
宿泊費は安いけど、駐車場代を含めたら結局他のホテルと値段が同じ…なんてこともよくあるので、こちらも事前に調べたり電話で聞いておいた方が間違いがないかと思います。
地方都市ならば屋根付きのバイク置き場があるところも多いため、雨の前日に滞在するなら狙い目です。
ゲストハウス・ライダーハウス
ゲストハウスのメリット
ゲストハウスや民宿は旅先での人との出会いを求めるのであれば大いにおすすめできます。
また、温泉地などの有名観光地では宿泊費が高くなりがちですが、ゲストハウスなら一泊2千円から3千円程度と安く滞在する事ができます。
共有スペースが利用できるのも魅力の一つ。
自炊できる方なら共有スペースの台所を利用して食費を抑えたり、食事を通して同じ利用者の方と親睦を深める機会になるかもしれません。
ライダーハウスもゲストハウスと同様ですが、オーナーが旅やバイク好きの方が多いため、駐輪スペースが広かったり屋根がついていたりとライダーに優しい環境で過ごすことができます。
料金も激安で泊まれることが多く、中には千円台で宿泊できる所もありました。ライダーハウスのご主人と旅の話で盛り上がるのも楽しいですよ。
ゲストハウスのデメリット
ゲストハウス独特の雰囲気が合わない人にはどうにも合わない、というのは間違いないと思います。
長崎のゲストハウスを利用した時、女性客がメインのゲストハウスだったようで、共有スペースが利用しにくいと感じることがありました。
また、利用料が安いためか長期間滞在する人もいるようで、共有スペースに私物を置いていたり、長時間共有スペースを占有するなど、マナーが悪い人がいて不快な思いをすることもあります。
他の利用者との距離が近いという点が人との出会いがあって良いと捉えるか、面倒だと思うかで評価が別れる点かと思います。
設備はその場所によりまちまちですが、どのゲストハウスもトイレや洗面台は共有。壁の薄さに我慢しなければいけない所が多いです。
破格の安さで泊まれるから仕方ないところですね。
場所によっては旅館の居ぬきを利用しており、源泉かけ流しの温泉に入り放題なんてゲストハウスもあり本当にまちまちです。
ネットカフェ
快活クラブなどのネットカフェ。
宿泊施設ではありませんが、日本一周で宿泊するなら快活クラブが個人的に一番楽でした。
ネットカフェのメリット
快活の公式アプリを利用すると全国の店舗検索ができるのですが、無料シャワーやランドリーの有無など、店舗ごとのサービスを一覧で素早く調べることができます。これが本当に便利。
前もって電話やネットで予約する必要がないのも楽なところ。
快活は時間当たりでの利用料金となるため、入店も退店の時間も自由。朝、天気が悪いから利用時間を延長する、なんてことも自由です。
そして、全国で同じサービスが受けられるのがすごく安心。
設備や利用料金が店舗ごとに若干の違いはありますが、店内の雰囲気やブースの設備はどの店舗も同じという安心感は大きな魅力です。
ネットカフェのデメリット
ネットカフェは完全な個室ではないため、音は筒抜けで気を使うところがあります。夜間も照明は点けっぱなしで、他のブースからのいびきやキーボードの打鍵音がうるさいこともあります。
鍵付き完全個室なら個室のため照明を暗くする事もできるのですが、壁は薄いためお隣さんが騒がしいと結構気になります。
アイマスクと耳栓は必須ですね。キャンプでも役に立つのであると便利です。
また、店舗によっては冷房が効きすぎて寒い所があり、寝袋を持ち込んで寝たことがありました。
ブースだと自分で空調を操作することはできないので、上着を一枚持ってきておくなど対策をする必要があります。
しかし、これらのデメリットを踏まえても予約の必要がなく、入店も退店も時間に縛られず自由、というのがすごく便利。
天気に振り回されるバイク旅において、非常に相性がいい宿泊先だと思います。
まとめ
以上がバイク旅での宿泊先の感想でした。
結局の所、「日本一周なんだからキャンプしたりゲストハウスを使わないと…」なんて考えずに、おサイフや自分の体力と相談して、自分に合った宿泊場所を選べばいいんだと思います。
その結果、ビジホ泊やネカフェ泊が多くなってもいいじゃないですか。
誰にも指図されないのが一人旅の楽しい所ですもんね。
長文乱文で読みにくい内容だったと思いますが、この記事が少しでも日本一周する方の参考になれば幸いです。
日本一周後半戦が終了したら、また追記したいと思います。
では、また別の記事でお会いしましょう(・ω・)ノシ